「マジョリティの価値観」(2)

前エントリの続きです。三部作2回目は寓話篇(笑)〜

ここはどこぞの動物村。いえ、みなさんも知ってる、あの昔々の漢土のお話の続きです。「虎の威を借る狐」に業を煮やしたほかの獣たちは、村一番の大きな樹の木陰に隠れて作戦会議。「みんな虎が怖いだけなのに、狐の奴め、虎がいなけりゃなにもできないくせに」「狐に身の程をわきまえさせてやらねば!」「そうだ!せいぜいおまえは野鼠しか相手にできないんだと思い知らせようじゃないか!」。すると、馬が言いました。「虎をその気にさせて、私を追っかけさせてやりましょう。なに、心配ご無用。虎は私に追いつけませんよ」。

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